アカウントグループを活用するサブスクリプション技術

MPP Global Tuesday, 07 November 2017

アカウントグループを利用することによって、複数のユーザーが共有するグループサブスクリプションのパッケージ作成が容易になります。

MPP Globalの画期的なソリューション、eSuiteでは、非技術系スタッフが容易にグループサブスクリプションの管理を行うことができます。

幅広い業種で活用されるアカウントグループ機能:

アカウントグループ機能は、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)、業界(B2B)出版物、トレーニングコースのプロバイダーなど、多種多様な業界で活用されています。

SaaS

アカウントグループは、ユーザーがアプリケーションにアクセスするためのライセンスの形で提供することも、ビジネス上の判断で、バンドル化して提供することもできます。例えば、Microsoft 365では、企業に1つのメンバーシップを提供し、各々のスタッフにはそのアカウントの傘下でアドオンのメンバーシップを付与するという形態をとっています。

Microsoft Group Account

業界(B2B)出版物

アカウントグループは、Forresterなどの学術・研究目的のための紙ベースの出版物あるいはデジタル出版物へのアクセス管理に頻繁に利用されています。例えば、ザ・ローヤーズ(The Lawyers)誌では、すべての従業員が最高レベルのアクセス権が付与されるといったコーポレートパッケージを提供しています。

The Lawyer Account Group

トレーニング / ビデオ / MOOCs

OTT(ネット配信動画)と同様の方法で、ユーザー毎に利用し放題のサブスクリプションを購入したり、大規模公開オンライン講座(MOOC)などの特定のコースのアクセス権を提供することができます。

アカウントグループの仕組み

アカウントグループ機能は柔軟性が高く、グループには任意の数のユーザーアカウントを追加することができます。また1対多のサブスクリプションを追加することもできます。こういったサブスクリプションは、グループの一部あるいは全員に割り当てることも可能です。アカウントグループでは、決済は個人の責任となりますが、各グループメンバーは、親のユーザーが購読しているサービスの特典を享受できるのです。グループメンバーは、多種多様なサブスクリプションを組み合わせて利用することもできます。

このように、1人の家族のアカウントを基に、サブスクリプションのコンテンツの利用を家族全員のアカウントに拡大することが可能です。また、職場環境では、管理者が、重要な資料を複数のチームメンバーが利用できるようにする、といった使い方もできるでしょう。

「招待」システム

eSuiteのアカウントグループのシステムも、「招待」システムと同じように使用することができます。管理者がEメールアドレス一覧に招待状を送信し、招待メールを受け取った者は、ユーザーとして登録/ログインしてサブスクリプションを利用することができるのです。

eSuiteのアカウントグループ機能は、サブスクリプションの購入から、グループの設定および管理、招待の受け取りまで、即座に自由に利用することが可能です。

Spotify プレミアムファミリープランは、月額約1,600円で最大5人の家族がプレミアムアクセスを利用できるというアカウントグループの形態の代表的な例でしょう。請求処理は複数の家族アカウントに対して、まとめて行われます。

Spotify Group AccountsSpotify Group Accounts

Netflixのプレミアムプランも同様に、最大4つの画面で同時視聴できる機能を提供しています。同時4ストリーミングは1ストリーミングよりも割高ですが、月額1,450円であり、個別に購入するより格安となります。

Netflix Premium Group Accounts

アカウントグループを採用する主なメリット

透明性

eSuite HQ管理コンソールでは、非技術系スタッフが、ユーザー、ユーザーのステータス、およびアクセス権限を簡単に表示・閲覧することができます。さらに、顧客はセルフサービス機能を利用し、アカウントを自己管理することができます。

ユーザーロール

ユーザーロールを活用すると、ユーザー管理が容易になります。eSuiteでは、決済ユーザー、管理者、ユーザーと、3段階のユーザーロールをサポートしています。

決済ユーザー: アカウントグループに関するサービスおよび商品の決済の責任を持つユーザーです。ユーザーが登録し、アカウントが作成されると、初期設定のアカウントグループが付与されます。このユーザーには既定値として決済ユーザーのユーザーロールが割り当てられます。

ユーザー:決済ユーザーがグループ内で追加ユーザーとして作成するアカウントに初期設定として付与されるロールです。各ユーザーは、グループのメンバーシップに基づき、サブスクリプションが付与されます。

管理者:決済ユーザーが他のグループメンバーに割り当てる特別なユーザーロールです。管理者ロールはユーザーおよびサブスクリプション管理することができます。管理者ロールは決済ユーザーの役割と類似していますが、支払いに対する責任はありません。

ユーザーのアクティビティ

ユーザーのアクティビティおよびアクセス権限の使用状況の概況を把握することができます。個々のユーザー毎にアカウントがあるため、ユーザーは自分のアクセス権限を拡張したり、必要に応じて追加のアクセス権限を追加することもできます。

顧客のセルフケア

ユーザーはセルフケア機能を利用し、個人のアカウントの詳細を編集したり、支払いアカウントを追加したり、個人および/またはアカウントグループを介してサブスクリプションへのアクセスを閲覧することもできます。

結論

アカウントグループを活用すると、より多くの視聴者に利用可能なサブスクリプションコンテンツを提供することが可能となり、消費者の関心を拡大し、循環決済量の増加が保証されます。

eSuiteは、比類のない柔軟性、非常に広範囲な支払い方法のオプションを提供し、非技術系スタッフにとっても、非常に使い勝手のよいシステムです。スマートクラウドのプラットフォームを利用すれば、個々のユーザーの使用状況の完全な把握が実現でき、アップセルの機会が提供されることになります。

MPP Globalは、豊富な経験でお客様のアカウントグループ機能の展開をサポートします。アカウントグループの機能を実装する方法、およびeSuiteの機能について、ご説明いたします。お気軽にご連絡ください。